コンテナの作成

Dockerを起動する

NginxのDockerイメージをGKE上で起動してみましょう。

kubectl create deployment <命名> --image=<Dockerイメージ> でDockerを起動することができます。
今回は "handson" という名前で "nginx Dockerイメージ" を起動してみましょう。

$ kubectl create deployment handson --image nginx
deployment.apps/handson created

現在のKubernetesのObjectsを確認してみます。

以下のように2行目の"pod/handson-<HASH値>"の"STATUS"が"Running"の表示になっていることを確認してください。

$ kubectl get all
NAME                           READY     STATUS    RESTARTS   AGE
pod/handson-57bb9b4684-mgdkl   1/1       Running   0          10s
NAME                 TYPE        CLUSTER-IP   EXTERNAL-IP   PORT(S)   AGE
service/kubernetes   ClusterIP   10.3.240.1   <none>        443/TCP   1h
NAME                      DESIRED   CURRENT   UP-TO-DATE   AVAILABLE   AGE
deployment.apps/handson   1         1         1            1           10s
NAME                                 DESIRED   CURRENT   READY     AGE
replicaset.apps/handson-57bb9b4684   1         1         1         10s

nginxに接続する

Kubernetesはクラスタ内のコンテナをローカルへポートフォワードすることが可能です。
先程立ち上げたnginxコンテナをローカルから見てみましょう。

kubectl port-foward コマンドでポートフォワードを簡単に行なえます。
以下のコマンドでnginxコンテナの80ポートをローカルの8080へポートフォワードを行ってみましょう。
<POD NAME> は kubectl get pods で取得します。

$ kubectl port-forward <POD NAME> 8080:80

これでローカルの8080へポートフォワードが行えました。

gcloudのプレビュー機能を使ってnginxが起動できているか確認してみましょう。

index.htmlを編集してみる

新しいターミナルを立ち上げて、現在起動しているコンテナの編集を行ってみましょう。

Kubernetesは起動中のコンテナにコマンドを実行することが可能です。
実際にbashを立ち上げて、index.htmlを編集してみましょう。

起動中のPodのNAMEを取得します。

$ kubectl get pods
NAME                       READY   STATUS    RESTARTS   AGE
handson-5676646c85-dbt4m   1/1     Running   0          34m

kubectl exec を行うことで任意のコマンドを実行できます。
bashコマンドを実行してコンテナの中に入ってみましょう。

$ kubectl exec -it <POD NAME> bash
root@handson-5676646c85-dbt4m:/#

index.htmlの存在を確認し、 "hello" という文字列を書き込みます

# ls /usr/share/nginx/html/
50x.html  index.html
# echo "hello" > /usr/share/nginx/html/index.html

先程と同様gcloudのプレビュー機能を使ってnginxコンテナへ接続してみましょう。

ブラウザ上で"hello"が確認できたら完了です。

自動復旧の確認

Kubernetesの自動復旧機能を確認してみましょう。

先程作成したPodのNAMEを確認し、削除してみましょう。

$ kubectl get pods
NAME                       READY   STATUS    RESTARTS   AGE
handson-5676646c85-dbt4m   1/1     Running   0          46m
$ kubectl delete pod/handson-5676646c85-dbt4m
pod "handson-5676646c85-dbt4m" deleted

podの一覧を確認してみましょう。
先程削除したはずのnginxコンテナが復活しています。

$ kubectl get pods
NAME                       READY   STATUS    RESTARTS   AGE
handson-5676646c85-vwkxd   1/1     Running   0          7s

では、index.htmlはどうなっているでしょうか。

再度新しく起動されたPodを指定してポートフォワードを実行してみましょう。

$ kubectl port-forward <POD NAME> 8080:80

gcloudのwebプレビューから確認し、編集前のindex.htmlになっていることが確認できるはずです。